自動車を運転している時、右折をしようとして対向車が途切れるのを待っていると、異様に遅い車がある。対向車というのはなかなか速度感がつかめないので右折っしてしまおうか、やり過ごすか、迷います。やり過ごそうとして待っていると予想以上に遅くてイライラ。「のろまー!」と頭の中で呟いてしまうのは私に心の余裕がないからでしょうか?いけませんね。しかし、こののろまという言葉、どうしてのろまなんでしょう?ノロノロしているから?そもそも「のろのろ」という言葉も不思議ですね。「のろま」という言葉の語源に野呂松勘兵衛というひとがかかわっていたという説もあります。野呂松勘兵衛というひとは人形遣いであり、その人が操る人形の様子がいかにも愚鈍で笑いを誘って人気をはくしていたのだそうです。その評判は広まり、愚鈍な人をさし「野呂松の人形のようだ」と言うようになり、いつしか「のろま」に変わったのだそうです。野呂松人形というのは現在でもあり、佐渡島のお土産品としても伝わっているのだそうです。
人形使いであった野呂松さんはともかく、同じ名字の人はさぞかし気分が悪かった事でしょうね。野呂松さんという名字も珍しいですが。全国にどのくらいいるんでしょうね。
語源というと、あみだくじの語源を知っていますか?はしご状に描いた線を辿っていくあのあみだくじです。なぜあみだくじなのでしょう?「編みだくじ」ということでしょうか?編み目のようになっていますものね。でもだったら「編み目くじ」でもいいんじゃないかって思いません?本当は「阿弥陀くじ」なのだそうです。昔のあみだくじははしご状ではなく、放射線のように線をひいて中心を隠したものだったそうです。その放射状の様子が阿弥陀如来の後ろの後光のように見えたことから「阿弥陀くじ」とされたのだそうです。現在は書きやすくはしご状に変わっていますが、いつごろそのようになったのかはわかっていません。意外にしらない言葉の語源。ちょっとしたうんちくとして頭に入れておいてはいかがでしょう?
語源というと「くだらない」の語源を知っていますか?意味としては「つまらない」とか「とるにたりない」ことなのですが、これはもともとは江戸時代に、上方から下って来たものがとても上等だったことを意味しています。上方から下って来たものは上等であり、下っていない、その土地のものは低く見られ、「これは上方から下ってきたものじゃないな」といわれました。そのことからつまらないもの、取るに足りないものを「くだらない」というようになったのだそうです。江戸時代に作られた言葉は現在でもたくさん使われています。